潮風とおはぎ

おふねのこととか

【WoWS】マース殴り書きー32㎜抜けるのは何のために


 そんなん32㎜抜くために決まってる。それしかこの後も言わなわいので、これが理解できればもう読まなくても良い。いやほんとに。今すぐマースに乗ってやるべきことをしてくれ。

 

 前に書いたこれの改訂版みたいなものになると思う。性能とかは前のかwikiの方を見てくれれば良い。もちろん内容が被る部分はある。

aonori-ohagi.hatenablog.com

wiki.wargaming.net

 

 Twitterで42の所感を適当に書いていたのだけど、そっちの方がやりやすかったのでマースでやってみる。主に立ち回り関係を触れるつもり。いちいち数値書くのめんどくさいので。数学苦手で逃げた文系には辛い作業である。

 

 HE貫通力32㎜

 とにもかくにもマースの強みはこれに尽きる。T6ゲーデからの独駆はHE弾の貫通優遇により、口径の1/6ではなく1/4まで抜ける。マースは128㎜砲なので32㎜まで貫通できるということ。この強みを活かさない手はないのだ。独駆は雷駆―そう分類する人は多い。実際に雷駆寄りの性能であるし、自分も雷撃寄りの万能駆逐という認識でいる。が、雷駆だからとこの砲を使わないのは武器を一つ捨ててるのと同じ。対駆逐で使ってる?32㎜抜ける恩恵を受けられるのはZ-31とZ-39を撃つ時だけしかない。格上とか含んだら増えるがそんなことを言いたいわけではない。

 適当に150㎜砲で巡洋艦のお腹をボコしていたりしたらなんとかなるゲーデに対して、マースになると隠蔽の悪化(同格ワースト)や、同格雷駆と比較して短い魚雷射程など、まともにやり合うには性能で辛い部分が多い。自分も初心者時代にこの点で苦労した。結果しんどかったなというのが残って苦行艦のイメージになる。
 雷駆なのに隠蔽で戦えない時点でCAP戦は不利である。踏みあいをしたところで相手に一方的に発見される。なにしろ最良6.8㎞である。ならばと十八番の煙幕ソナーを使おうにも艦艇強制発見距離は4kmである。相手が先に煙幕を炊いているなどの状況でないと炙りには行けない。詰まるところCAPエリアで戦うのは有効とは言いにくい。どうしてもT10、Z-52のイメージが先行してCAPエリア防衛(あるいは確保)の鬼になろうとするプレイヤーが多いが、おすすめはしない。
 CAPでは戦えない。雷駆として動こうにも他の雷駆よりも隠蔽が悪い。そのうえ魚雷射程も8.5㎞と短く、影響力を出せる範囲が狭い。魚雷の装填が速いからといっても当たる範囲に敵艦を補足できなければ意味が無いのだ。ではどうするのかというと砲を使うのである。しかし、射撃管制装置を更新しても10.85㎞である。何度もしつこいが、隠蔽が6.8㎞である。猶予が約4㎞しかないのに砲戦を挑むには厳しい。これがめちゃくちゃ速いとか、めちゃくちゃ舵がいいならなんとかなるかもしれないが、マースは脚は水準以上にありながらも船体が大きく、舵の効きも良くはない。ならどうするか。射程を伸ばすのである。

 

最後の抵抗バグが修正されて以降は推力改良にしている

マースを使うなら14P艦長、主砲・対空兵装専門家と隠蔽が欲しい。

 最後の抵抗バグの修正で著しく機動性が落ちたので、アップグレードは推力にしている。たしか前のマースの記事ではここは舵だった。さて、射程を延伸することでちょうど13㎞まで砲弾を送り届けることができる。32㎜を抜ける、射程がある。大型艦を撃つしかないだろ。

 ここで同格の砲駆について触れておく。T7の砲駆と言われれば出てくるのはヴォ―クラン、ミンスクレニングラード、ブリスカヴィカ、ハイダやヒューロンあたりか。他にも砲撃が強い駆逐はいるが割愛。この中でミンスクレニングラード、ブリスカヴィカは大型艦を殴るという運用が多いと思う。その時に彼女らのダメージ源は火災ダメージに依存する部分が多いのではないか。なぜなら彼女らは23㎜や20㎜までしか抜けないから。T7だと巡洋艦の艦首・艦尾の標準的な装甲は16㎜であるが、甲板装甲は25㎜持ちが増えてくる。この時点で有効打になる部分が減っている。また、戦艦の艦首・艦尾は26㎜が多く(ルークなど薄いのもいるが)、上部構造物にHEを当てるか燃やすか、あるいはAPを刺すかにになる。今挙げた装甲、すべてマースは抜ける

 ドイツ艦艇はHE弾の威力が低い。その通りだし、マースは同格最低である。でもダメージって貫通しないことには出ないですよ?ドイツ艦艇のHEは湿気ってる。その通りである。しかし、駆逐艦だとあまり気にするレベルではない(たぶん)。マースは6%だが、これから毎日船を焼こうぜ!な印象のあるレニングラードも8%である。火が付くのを祈るしかないのと、貫通ダメージが出るうえに燃やせる可能性もある。これは大きなアドバンテージなのだからアピールしていけ。

 32mm貫通を活かすには射程を伸ばして大型艦を殴る。次はどこでどうやって?という点。ザックリ言えば外、外周へ。相手より相対的に外へ。制圧戦の場合、最初にcapエリアを踏む必要はない。踏まれたら駆逐が来たな、踏まれなかったら外周に来たな程度でいい。無論RPFがあればその情報を参考に。外周に開いて前に出ると、巡洋艦か戦艦が見えると思う。駆逐が見えたらそれはやべー奴か覚悟決まってるやつなので注意。どっちにしろキマッてるので関わると碌なことにならない。
 ちなみに、内周運用は転舵性能の悪さなどからかなり窮屈なのでかなり厳しい。一度やってもらえれば分かる。外周でもただ相手より外に行けばいいというわけでなく、自分の自由な範囲が狭い場所には行くべきでない。これはマップや相手の位置で決まるので自分で考えてほしい。
 大型艦が射程内に入ったらどんどん撃っていく。この時相手に対して平行か、引き気味で始める方がいい。全艦の位置がわかっていない状況で発砲を始めるために、被発見後予想してない数や方向から砲弾を浴びることがある。初動で大切なヘルスを無駄に減らしてはいけない。体が資本。ちなみにどれだけ撃たれても当たらなければどうということは無いとロ〇コンの大佐も言っていたので、躱しきる自信があるなら好きにしていい。リスクは自信と腕で低減できる。射程が伸びるということは、回避の猶予がそれだけ伸びるということでもある。
 撃つ対象であるが、外周を突破されないためにはどうすればいいかを考えておきたい。外周抑える力は相当に高いと思って運用している。島の裏をキャンプ地としている奴らは確かに美味しいのだが、今すぐに調理しなくても問題は無い。外周に来る奴をボコして帰らせたりしていると、CAPを終えた駆逐艦が暴れてるやつの対処に来る。この時賢い人だといきなり撃ってきたりはせずに、魚雷を撒いてから仕掛けてきたりすることがある。事故防止のためにも躊躇なくソナーを使っておくマースのソナーは敵を照らすよりも自衛に使う方がいい。しぶって結果事故るよりも全然良い。また、外周に開いてきたのが妙高や雄物といった長射程魚雷持ちの時も注意すること。万が一踏んだ場合、敵味方からあいつソナー持ってるのに魚雷踏んでいるぞ!となるし、自分でも精神的ダメージがデカい。舐められたら負け。ソナーに頼り切るのではなく、あくまでも補助に使えたらベター。魚雷は予測して回避姿勢を整えておくべき。
 さて、駆逐の対処であるが距離を取りながら応じてあげればよい。おそらくこの時点で相手の巡洋艦や戦艦はやや引き気味になっている。マースや他の味方に圧をかけられているのでね。なので、どちらの駆逐艦の方が味方の援護を受けやすいと言われたらマースのはず。言うまでもない事であるが、味方の位置やヘルス状況に応じて対応が変わるので適度に状況把握をすること。駆逐は見えたら撃つ程度でいいので、ここでも交戦はすぐに切り上げるイメージで良い。対駆逐で有利にするよりは、大型艦を下げることで有利をつくるのはここまでで十二分にわかると思う。タイマンしてもヘルスと手数でごまかせるが、そんなことに貴重なヘルスを使うのは非常に損なので、メリハリを意識すること。あくまでも順番としては大型艦を下げる→駆逐と敵大型艦の距離を操作して孤立させるの繰り返し。その中でどれだけ自分たちの損耗を抑えて得できるか。
 ボトムマッチなど我慢しないといけない場面もあるだろうが、基本的な立ち回りとしては変わらない。なぜなら32㎜抜ける優位性があるから。T9戦艦だろうが艦首艦尾は32㎜なのだから、他の同格砲駆とはできる仕事の幅が違う。遠距離は多少エイムの慣れは必要だが、手数があるので修正もしやすい部類だと思う。それに装填が速すぎないので、今着弾したのがいつ撃った物かわからずに逆に混乱するなんてこともない。

 ざっとこのような感じだと思う。独駆のイメージに縛られずに、事故りにくいソ連駆逐、多少隠蔽のいい巡洋艦だと思って乗ればたぶん結果が出やすい。そんなざっくりしたアドバイスでStats上位に数人送り込んだ。上手い人がしっかり乗れば自分なんてすぐに抜かれるとは思うが、砲撃運用マースが少しでも世に知られるのならそれで満足しマース。

                               ―おわり。